「100万再生もあって、収益も増えてきた!やった!」
はしゃいでいた私に、事務担当の親から衝撃の一言が投げかけられました。
「あまり稼ぐと、お父さん(お母さん)の税金が上がって、結果的にわが家全体では大赤字になるかもよ」
えっ、稼げば稼ぐほどいいんじゃないの……?
ここで初めて直面したのが、学生クリエイターの最大の敵。
**「親の扶養(ふよう)」と「所得48万円の壁」**という問題でした。
18歳になり、自分でお金を稼げるようになったからこそ避けて通れない、この「大人のルール」を整理してみます。
1. 【深掘り】なぜ「103万」じゃなくて「48万」なの?
多くの学生が知っているのは「103万円の壁」ですよね。
「バイトなら103万円まで大丈夫って聞くけど、なんでYouTubeは48万円なの?」
――この中途半端な数字には、実はちょっと不公平(?)な仕組みがあるんです。
実は、日本の税制では「誰でも生きていくために必要な分」として。
**一律で48万円分(基礎控除)**は税金をかけないルールになっています。
- アルバイトの場合: 基礎控除48万円 + 「給与所得控除(バイトへのプレゼント枠)」55万円 = 合計103万円
- YouTuber・ブロガーの場合: 基礎控除48万円 = 合計48万円
そう、会社に雇われて働く「給与所得者」には、国から55万円分の上乗せ枠がプレゼントされているんです。
でも、私たち個人事業主スタイルのクリエイターには、そのプレゼントがありません。
その代わり、国はこう言っています。
**「君たちはプロなんだから、実際に使った機材代やソフト代を『経費』として自分で引いていいよ」**と。
つまり、48万円という数字は、国が決めた「自立しているかどうかのボーダーライン」そのものなんです。
2. 【親子会議】「稼ぐのを抑える」か「突き抜ける」か
この数字を知ったとき、わが家では緊急会議が開かれました。
- 選択肢A: 48万円を超えないように、意図的に更新を減らしてブレーキをかける。
- 選択肢B: 親の増税分を自分が補填してでも、気にせず突き抜けて稼ぐ。
正直、100万再生という「ラッキー」がいつ来るかわからない。
YouTubeの世界で、ピッタリ48万円に収めるのは至難の業です。
もし100万再生が連発してしまったら、どうしたって壁は越えてしまいます。
親からは、「数字を気にして創作にブレーキをかけるのは、クリエイターとして一番もったいないことだよ」と言ってもらえました。
でも、親の税金の負担が増えるのも申し訳ない……。
結局わが家では、**「まずは1円単位で収益を正確に把握し、何が『経費』になるかを猛勉強して、正しく『所得』を報告しよう」**という、前向きな結論に至りました。
3. 18歳の私が始めた「経費」という名の戦略
「48万円」を判定するのは、振り込まれた金額(売上)そのものではありません。
そこから、活動のために使った**「経費」**を引いた残りの金額です。
- 撮影で使ったカメラやマイク、照明機材
- 動画編集ソフトや画像生成AIのサブスク代
- ブログのドメイン・サーバー代
- リサーチのために買った本や資料
これらをきちんと記録して「これは仕事に必要な支出です」と証明する。
これが、自分の夢(創作)を守ることに直結すると、気づきました。
単なる「欲しいものを買う」という消費が、ビジネスとしての「投資」に変わった瞬間です。
親に「これ経費になる?」と相談しながら、領収書をまとめる作業。
まるで小さな会社の経営者になったような気分でした。
まとめ:お金の知識は「クリエイターの盾」になる
最近は副業としてYouTuberやブロガーになる人が増えています。
が、この「48万円の謎」を知らずに活動している学生さんは意外と多いはずです。
「稼ぎたい」という攻めの気持ちだけでは、いつか税金という壁にぶつかってしまいます。
知識という「盾」を持って初めて、私たちは安心してクリエイティブに没頭できるんです。
18歳。
大人への一歩を踏み出した私にとって、この「48万円」との格闘は、親に守られていた子供時代から、少しずつ自立へと向かうための「最初の試験」のように感じました。
さて、ルールの正体がわかったところで、次は**「じゃあ、実際にどうやって税務署に報告するの?」という実践編です。
次回、スマホ一つで格闘した、初めての「e-Tax確定申告体験記」**。
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